獣医師勤務表 獣医師の方へ
当院について

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獣医師をめざすきっかけは?

私は名古屋市西区の出身です。実家は名古屋城の近所で幼少期は名城公園やお堀周辺に捨て犬、捨て猫がたくさんいました。怪我や病気の犬や猫を見つけては祖母と近所の犬猫病院に連れて行きました。今のような動物病院とは違って自宅の一部の部屋を改装して診察台兼手術台でレントゲンもなくやたら消毒臭い感じでした。ある日、初老の院長はボロボロの白衣で診察台に横たわったワンちゃんのお腹を触って「子宮が腫れているからすぐに子宮をとるよ」と言い麻酔をして僕の目の前で手早く腫れた子宮を摘出しました。翌日から食事を食べて回復していくワンちゃんを見ながら得意げに「獣医は小さな命を助ける仕事だよ。言葉をしゃべれない動物からどこが悪いかを早く気付くことがいい獣医だ!」この言葉に感動した私は獣医師を目指すことになりました。

楽しい大学生活が今に生きている!

中学、高校とサッカー部でグサッカーボールを追っかけていました。高校3年生で進路を決める時には迷わず理系で獣医学科のある農学部を目指しましたがあまり成績がいい方でなく予想通り不合格で浪人生活となりました。1年間予備校で勉強した結果、北里大学獣医学部に合格して獣医師の道を目指すことになります。
大学は青森県十和田市にあり、早々サッカー部に入部しました。青森県大学リーグで5年連覇、東北インターカレッジではベスト4とサッカー付けの毎日で授業が終わればグランドで練習、大学院になると研究実験の待ち時間も練習でした。卒業までサッカーを続け勉強とサッカーの両立が今に生かされ限られた時間の使い方で集中力を養われた気がします。国家試験も無事合格して念願の獣医師免許を取得しました。

卒業後の進路は迷わず臨床へ、ふるはし動物病院のスタート!

卒業後は愛知県に戻り津島市の動物病院で研修医として2年間働き、その後は豊田市の動物病院で2年間勤務医として経験を積み1990年4月19日、私が30歳の時一宮市(旧尾西市)で念願の動物病院を開業しました。現在トリミングルームの建物で開院して5年間頑張って診療を行った結果、多くの患者様に来院していただき手狭になってきたので1995年3月に現在の病院に移転しました。旧病院では私と看護師の2名で診療を始めましたが、その後獣医師を雇いさら現在の病院になってからは看護師、獣医師を増やし患者様の期待に応えれる動物病院として頑張ってきました。

卒後教育とスキルアップで自分を磨くことを目指す!

私が外科病院を目指したのは幼少期に出会った獣医師が病気で苦しんでいる動物を手術で元気にしたことがきっかけです。獣医師は人のお医者さんと違って大学卒業後の卒後教育はありません。幸い私は欧米の外科専門医の先生と一緒に勉強する機会があり、外科専門医の巧みな技術を教えて頂きました。病院を休診にして大阪に出向いてはひたすら勉強したことが今に繋がっています。また土地柄交通事故などの外科疾患が多く来院し特に骨折は多くの手術を経験してきました。骨折をうまく治すにはどんな器具が必要か?そのための手術手技は教科書にはないコツが必要です。以前医療系TV番組で「私、失敗しないから!」のセリフがありましたがこの言葉を自信を持って言えるように日々研鑽の毎日です。

ふるはし動物病院の今後について

当院で勉強して巣立った獣医師は30名近くいます。多くの先生方が動物病院を開業しますが、公務員、勤務医、さらにアメリカで専門医を取得した先生もいます。どの先生も当院で頑張った経験が役立っていると言われることがとても嬉しく感じます。ふるはし動物病院は2020年で30歳を迎えましたが、患者様の当院に対する期待もより高くなった気がします。現在も20名以上のスタッフとともに患者様の期待にお応えできる動物病院を目指して日々診療をおこなっていきますのでよろしくお願いします。

ふるはし動物病院 院長 古橋 秀成

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