「かゆい」、「毛が抜ける」といった皮膚病も原因は
感染、寄生虫、アレルギー、内分泌疾患、免疫疾患、心因性、腫瘍など様々です。
塗り薬だけで治ったと思う飼い主様も多いと思いますが、
こんな症状があるとそれは難治性・再発性の皮膚疾患かもしれません。
かゆい
毛が抜ける
ふけが多い(鱗屑)
かさぶたができている(痂皮)
腫れている
鼻や唇や瞼の色素が抜けている(色素脱)
■アトピー性皮膚炎
■脂漏症
など
■食物アレルギー
■内分泌疾患
(副腎皮質機能亢進症、
甲状腺機能低下症、
性ホルモン失調)
■毛周期停止
(脱毛症X)
■パターン脱毛症
■淡色被毛脱毛症
■黒色毛包発育異常症
など
■脂漏症
■脂腺炎
■亜鉛反応性皮膚症
など
■膿皮症
■落葉状天疱瘡
■血管炎、
■多型紅斑
■皮膚リンパ腫
■壊死性遊走性紅斑
など
■皮膚腫瘍
■脂肪織炎
■蕁麻疹
■皮膚石灰沈着症
など
■粘膜皮膚膿皮症
■エリテマトーデス
■皮膚リンパ腫
■ぶどう膜皮膚症候群
など
① 問 診
いつから症状があるのか、今までの治療歴、おうちでの生活スタイルなど細かくお話を伺います。
※ 皮膚科の初診は診察時間が長くなることがありますのであらかじめお時間をお取りください。
また、過去の検査データやお薬など可能な範囲でご持参していただけると助かります。
② 視診・触診
今ある症状をしっかりと確認していきます。この際に病変部の写真を撮らせていただきます。
※ 写真は再診時に見比べる重要なデータです。
③ 皮膚科検査
感染や寄生虫などのチェックや必要な際は血液検査などを行います。
④ 治療方針の相談
診断結果に基づいてご家族にとって最善の治療を提案させていただきます。
⑤ 再 診
再診時にはお家での様子や前回の写真との比較をしながら今後の治療方針を再度決定していきます。
当院では愛知県内でも数少ない、日本獣医皮膚科学会の認定医資格を持つ獣医師による診療が可能です。
皮膚病の治療は日々のかゆみの変化をみたり、投薬、シャンプーなど飼い主様の協力あってのものです。
中にはアトピーのように生涯にわたって治療していくものもあります。
飼い主様に寄り添いながらペットにとって一番いい治療法を一緒になって見つけていくことを大切にしています。
※ 一般的な皮膚疾患は当院のどの獣医師でも診療可能ですが、難治性・再発性の皮膚疾患のセカンドオピニオンなど、
より専門性のある診療をご希望の場合は中野の出勤日に予約をお願いします。
獣医師 中野 航
経歴
酪農学園大学獣医学科 卒業
2019〜2021 岐阜大学動物病院内科にて皮膚科研修
2022 日本獣医皮膚科学会認定医資格取得
交通アクセス: 尾張一宮方面より車で約5分
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