整形外科手術はライフワーク
2025.03.01
ビッコで外来診察に訪れるワンちゃんが増えています。2歳までは膝蓋骨脱臼(パテラ)、大腿骨頭壊死(レッグカルベぺルセス病)、骨折が多く活動的な年齢のため長い人生走り回れるために積極的にオペを勧めています。2~10歳はパテラを伴う前十字靭帯断裂が多く、痛みの強いビッコのため手術が必要になります。治療はTPLO(脛骨高平部水平骨切り術)という画期的な手術ができるようになってから早期に足を使えるようになりました。10歳以上では肩関節不安定症または肩関節脱臼、変形性関節炎、前十字靭帯断裂など多岐にわたりビッコがみられます。高齢になると基礎疾患(心臓病、腎臓病、内分泌疾患など)が併発しており外科手術による合併症を考慮しないといけませんが手術可能な症例はビッコは改善できます。当院では整形外科症例の年間手術数は300例を超えておりほぼ毎日手術しております。新病院は多くの手術に対応できるように設計され今後はCTを導入してより詳細な術前計画を立て手術が実施できると思います。
交通アクセス: 尾張一宮方面より車で約5分
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